EDI-kin(EDI for kintone)

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kintoneとkintoneをつなぐEDI

「EDI-kin(EDI for kintone)」

kintone同士でレコードと添付ファイルを暗号化して安全に送受信
クラウド完結型の新しいEDIソリューション

EDI-kin導入図

図:kintoneドメイン間でEDI-kinを通じて暗号化データを直接やり取り

🔧 現在、開発中です

  • ご意見・ご要望を募集中
  • 実証実験参加企業様を募集中(発注側と受注側)

✨ なぜ、kintoneとkintoneでEDI?

  • kintoneは 30,000社以上 で利用される業務アプリプラットフォーム
  • クラウド型でPC・スマホから手軽に利用可能
  • 従来はPCでファイル出力→メール添付やWebEDI
  • 特に PPAP問題※1 が深刻化

✅ EDI-kin が解決します!

  • EDIプロバイダ不要、プラグインだけで利用可能
  • 添付ファイルも送信可能
  • パスワード不要の暗号化通信(E2EE※2
  • 復号キーは別経路で安全送信

📊 WebEDIとの違い

従来のWebEDI EDI-kin
プロバイダ経由で送信 取引先に直接送信
平文やZIP暗号 E2EEで完全暗号化
専用アカウントが必要 kintoneユーザーであれば利用可能
EDIフォーマットに固定 kintoneアプリ形式に柔軟対応
機能変更・保守はプロバイダ依存 プラグインで自社設定・改善可能
宛先コード体系や相互運用の壁 kintoneで宛先指定。コード不要

🧩 EDIの現状課題と、EDI-kinが実現する新しいカタチ

EDIは本来、業務の効率化やペーパーレス化を目的として導入されましたが、現実には多くの課題が存在しています。

  • 企業ごとに異なるフォーマット・運用ルールにより、相互接続が困難
  • プロバイダ間でデータ形式や接続方式がバラバラで、相互運用性が低い
  • 導入・運用コストが高く、中小企業には大きな負担
  • 標準化調整やマスターDBの管理に多大な工数が必要
  • EDIプロバイダを跨いだ連携では、宛先識別や課金、責任分界が不明確

これに対して、EDI-kinは次のようなアプローチで解決を図ります:

  • kintone同士の直接連携により、プロバイダ不要・シンプルな構成
  • kintoneアプリの柔軟な設計で、フォーマット調整も容易
  • プラグインだけで導入可能なため、導入負担が少ない
  • 添付ファイルも含めたレコード単位でのやりとりが可能
  • E2EEによる暗号化で、機密性・セキュリティも確保
  • 宛先指定はkintone内で完結。今後はGビズIDによる法人実在確認にも対応予定

EDI-kinは、従来型EDIの構造的課題を回避しながら、企業間の信頼性あるデータ連携を実現する、次世代の軽量・柔軟なEDIです。

🔐 E2EE(エンドツーエンド暗号化)で安心

EDI-kinでは、送信元kintoneでデータを暗号化し、受信側kintoneのみが復号できます。
中継サーバーを含めて第三者は一切内容を閲覧不可です。

📮 宛先問題も解決

EDI-kinでは、kintoneで相手を直接指定するため、宛先の混乱がありません。
今後は GビズID による「法人の実在性確認」も対応予定です。

🚀 実証実験 参加企業様を募集中

  • 発注側・受注側とも同時募集
  • 技術サポート・導入支援あり
  • ご要望・フィードバック歓迎
  • 募集期間(第一期):2025年7月初~2025年8月29日
  • 実証期間(第一期):2025年9月初~2026年3月末

※1 PPAP:パスワード付きZIPファイルをメールで送付し、別メールでパスワードを通知する手法。
内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)によるPPAPの廃止発表

※2 E2EE:送信者と受信者の端末だけが暗号を解読できる「エンドツーエンド暗号化」の略。

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