1 Salesforceからkintoneへのデータ移行

1-1 データ移行する際の基本的な考え方

 データ移行する際にSalesforceからデータをダウンロードしてきた際には、オブジェクト単位となっています。Salesforceでいうところの1オブジェクトに対してkintoneの1アプリを作成することになります。今回のデータ移行後の運用は販売9を想定していますが、販売9へデータ移行する内容はマスタ系データのみとし、トランザクション系データは販売9へ移行しません。では、過去のデータはどうするかというと一旦Salesforceのデータを全てkintoneアプリにし、マスタ系のデータは、そこから販売9への移行対象としますがトランザクション系データは移行の対象とせず、kintoneアプリ内でデータを見られるようにしておきます。そうすれば、過去のトランザクション系データもkintone内で確認できるようになります。こういった考え方でデータ移行を進めていきます。

1-2 SalesforceユーザIDとkintoneユーザIDの紐づけを諦める

 Salesforceでデータをダウンロードするとユーザ名ではなく、ユーザIDとなってしまいます。ユーザIDのままkintoneへ移行しても、何の情報だかわかりませんから、データを移行する前にユーザIDをユーザ名に置き換えます。その置き換えた後のデータをkintoneへデータ移行します。SalesforceとkintoneそれぞれのID同士を紐づけておいて、と考えたくなるところですが、Salesforceとkintoneのユーザ管理はそれぞれありますので、運用が大変複雑になってしまいます。データ移行の際は、名称に置き換えてデータ移行し、ID同士の紐づけは諦めることが大切です。

1-3 SalesforceからCSV出力した際の日本語表記へ変換

 Salesforceからデータをダウンロードすると、いわゆるヘッダー部分がすべて英語表記となっています。このまま移行すると分かりにくいので、日本語の項目名にヘッダーを変換する作業が必要となります。すべての項目において日本語名が存在するわけではないので、日本語名が存在する項目のみ英語表記からヘッダーに変換します。

1-4 Salesforce各オブジェクト毎の紐づけ

 Salesforceではオブジェクト毎にIDで紐づけがされています。よってkintoneのアプリにおいても、アプリ間で紐づけを行うことが必要になります。SalesforceのIDで紐づけが行われている内容を紐解いて、必要に応じてkintoneアプリの標準機能である関連一覧やルックアップ機能を使って紐づけを行っていきます。

1-5 kintoneの50項目制限についての注意

 SalesforceからダウンロードしてきたCSVをkintoneにアップロードする時に、新規でアプリを作成する場合は、項目が50項目以内でなければならないというkintoneの制限を受けることになります。。Salesforceからダウンロードする内容は入力項目以外のSalesforceシステム内部で持っている項目が多く含まれていますので、50項目を超えることが多くなります。この50項目制限に注意してkintoneアプリを作成していくことになります。
(※ただし弊社ツールを使えば50項目制限なく新規アプリを作成できます)

投稿者:systemkanri 投稿日時:

kintoneを活用したサブスクリプション継続請求管理セミナー(2019年4月25日)受付終了

kintoneを活用したサブスクリプション継続請求管理セミナー4月25日開催

煩雑化する請求業務に2つの解決策!

~データ管理とその後の請求業務~

kintoneサブスクリプション請求管理

アイティーフィットで開発したkintoneアプリパッケージである
サブスクリプション請求管理を使って請求に関するデータを管理できます。

クロネコ掛け払い

kintoneで管理した請求データが確定した後の、
与信から請求書発行、集金、入金管理および督促、未回収リスクまでを
ヤマトクレジットファイナンスがすべてを引き受けます。

 

概要説明

消費者の動向として所有から利用へと変化している中で、近年注目されているビジネスモデルが「サブスクリプション」モデルです。多くの企業が「サブスクリプション」のビジネスモデルを導入するなかで、業務煩雑化の要因となるのが請求管理となります。
一般的な売り切りの商品と合わせて、以下のような管理項目が必要になります。

  • 継続有無(継続対象かどうか)
  • 契約期間(いつからいつまで)
  • 契約単位(月単位か年単位か)
  • 自動更新有無(自動更新かどうか)
  • 解約日(いつ解約なのか)

これらの管理項目を正確に管理して、正しい請求をしなければいけません。
アイティーフィットで開発したkintoneアプリパッケージである「kintoneサブスクリプション継続請求管理」は上記の管理項目を管理して、継続請求、継続支払の管理を行うことが可能です。

現在、請求管理業務でお困りのサブスクリプションモデルを導入されている事業者さま、また導入を検討されている事業者さまに対してお役に立てる情報を提供致します。

セミナー概要

日程 2019年4月25日(木)
時間 14:00~16:30(開場13:30~)
タイトル kintoneを活用したサブスクリプション継続請求管理セミナー(参加無料)
主催 株式会社アイティーフィット
共催 サイボウズ株式会社、ヤマトクレジットファイナンス株式会社
場所 サイボウズ株式会社東京オフィス(日本橋)
東京都中央区日本橋2丁目7−1 東京日本橋タワー27階
定員 40名

登壇

・サイボウズ株式会社
・株式会社アイティーフィット
・ヤマトクレジットファイナンス株式会社

当日のスケジュール

セクション 時間 タイトル 登壇
第一部 14:00~14:15 最新のkintone利用動向について サイボウズ株式会社
14:15~15:30 kintoneサブスクリプション請求管理について 株式会社アイティーフィット
休憩
第二部 15:40~16:00 請求業務のアウトソース「クロネコ掛け払い」について ヤマトクレジットファイナンス株式会社
16:00~16:30 個別相談

 

投稿者:systemkanri 投稿日時: