クラウド在庫管理で管理する在庫データは、クラウド販売管理との連動だけでなく、クラウド会計freeeとも関わります。
在庫の会計処理は思っている以上に複雑なので、定義や各種数値の集計・評価方法などを理解した上で、適正なクラウド在庫管理を導入しましょう。

会計上の在庫とは

会計上の在庫とは、主に以下の3つを指します。

  1. 製品または商品
  2. 仕掛品
  3. 原材料

会計上の処理を行うには、前提条件として、これらの定義を理解した上で、各種マスタや在庫ステータスの管理をクラウド在庫管理で行う必要があります。

売上原価の原則的な算出方法

売上原価の原則的な算出方法は、以下の通りです。


売上原価 = 期首商品棚卸高 + 当期商品仕入高 - 期末商品棚卸高


期首並びに期末に棚卸結果を会計へ報告をするのが一般的ですが、プロジェクト単位での売上原価を正確に算出するには、入荷並びに出荷のタイミングで、プロジェクトと紐づけたデータを、クラウド在庫管理とクラウド会計freeeで連動する必要があります。

但し、上記運用を行うには、出荷をする度に仕分け処理を行う必要がある為、当機能を備えたクラウド在庫管理と、クラウド会計freeeへの連携を意識したシステム構築が必須となります。