サイボウズkintone

kintoneとは

入力画面をドラック&ドロップで作成可能なクラウド型Webデータベースのサービスです。データ一覧画面やグラフ集計表示機能を標準で利用可能で、データにコメントを付けられる社内コミュニケーション機能が備わってます。
一般的には上記の説明がkintoneを一言で言い表した説明になりますが、私は、中小企業の観点でもっと違った説明をします。このページの一番下をご覧ください。

kintone画面作成

出展:サイボウズ社

kintoneグラフ集計機能

出展:サイボウズ社

kintoneコメント機能

出展:サイボウズ社

 

 

他社サービスとの違いと比較

kintoneの利用をご検討いただいてる方々から、必ず聞かれることがあります。それば、他社サービスとの比較です。私は、次のようにお答えしております。

  • kintoneは、国産であること。(ドキュメントや情報提供がきちんとした日本語である。)
  • データセンターが国内にあること。しかも東日本、西日本でバックアップ構成である。
  • 納得いく価格帯であること。(決して安いとは言いません。)
  • ビジュアルな画面、また画面作成が容易なことから、今後利用者が増えるであろうこと。
  • サイボウズ社が社運をかけていること。(豊富な資金力を武器にしていると私は見てます。国内他社の追従は厳しい。)
  • kintoneはリレーショナルデータベースではないと言われているが、APIで開発することでほぼ解決できること。
  • 当社(アイティーフィット社)でも基幹業務システムとして活躍中であること。(つまり実証済み。)

 

中小企業様がkintoneを比較検討するために、4つのポイントを整理してみました。
この2年間、当社がkintoneアプリ作成をお手伝いさせていただいた企業様からお聞きした内容を元に記載しております。ご参考になれば幸いです。

 

kintoneの4つの比較ポイント

1.セキュリティ、信頼性、保全性
自社の業務データをサイボウズ社のクラウドに預けることになります。不安になるかと思いますが、社内PCサーバのハードディスクに業務データを置いておく場合と、どちらが良いでしょうか?。費用無制限に投入することはできませんので、費用と効果のバランスで考えて頂きたいです。
社内PCサーバの場合、PCサーバの故障、事務所の被災、盗難等への備えが必要になります。逆にkintoneの場合、サイボウズという会社が提供しているサービスですので、その事業の継続性、データセンターの被災、最近話題のデータ流出などが懸念されます。ただ、サイボウズ社では、4重のバックアップシステムや情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証を取得するなどハード面と人的面を強化しておりますので、事務所にPCサーバを設置する場合の自社体制と比較してみては如何でしょうか。

2.拡張性、非ベンダー依存
自社でアプリを作る。作るに難しいところはアプリ開発業者に作成してもらう。その後、自社で項目追加などメンテナンスする。といったことが可能です。
ITベンダーさんがサーバからアプリまで、いちから開発する所謂スクラッチ開発とは異なり、kintoneでアプリ開発業者が作成後は、JavaScriptファイルはすべてkintoneアプリの設定に保存されているので、自社でプログラムソースを修正することが可能なのです。つまり、ベンダーロックインされることは無いのです。
必要なときに、必要な分だけ、どこのアプリ開発業者にでも、kintoneアプリの作成依頼ができるということです。

3.構築スピード
たった3分でアプリが作れます。ほんとです。しかも、全国どこからでもログインすることで共有することできます。データ保存領域やユーザ管理機能やアクセス権限設定、コメント機能による社内コミュニケーション機能は開発する必要なく標準で利用できます。保存したデータをグラフ集計することもできます。kintoneは、中小企業の事業スピードについてこれるアプリ作成環境だと言えます。

4.業務データとサービス連携
冒頭に記載しましたように、kintoneは、「入力画面をドラック&ドロップで作成可能なクラウド型Webデータベースのサービス」です。つまり、kintoneだけでは、エクセルのようにデータを保存することはできますが、口座振替やクレジットカード決済もしてくれませんし、取引データから財務諸表の作成も、税金の申告も納税もしてくれません。
kintoneは、取引データや在庫や製造工程の進捗データなどを保持して共有できるに過ぎないのです。しかし!、kintoneには、csvファイル入出力機能や、APIによるクラウドサービス間での連携が可能なのです。これにより、サイボウズ社以外のクラウドサービス会社が提供する決済サービスやクラウド会計サービスなどと連携することが可能になっています。
下記の図は、kintoneに業務データを各社のクラウドサービスと組み合わせることにより、企業全体の業務のIT化をシームレスに実現することが可能となることを示しております。

 

企業情報統合プラットフォームkintone

企業情報統合プラットフォーム

 

私が言うkintoneとは

以上のことから、kintoneとは、「企業情報統合プラットフォームとしてのクラウドサービスである。」と宣言します。

 

 2015年 弊社はサイボウズ・アワード特別賞を受賞しました。【サイボウズ社プレスリリース

CYBOZU AWARD 2015

2015年5月吉日
株式会社アイティーフィット 代表取締役
ITコーディネータ、経営士(JMCA) 小沢 広文