業務アプリkintoneとクラウド会計freeeを連携してオールクラウド®へ


業務アプリkintoneとクラウド会計freeeを連携でオールクラウド®化してみる

クラウドの業務アプリ(販売管理)kintoneとクラウド会計freeeを連携させて業務に利用する例をまとめます。

クラウド会計freeeでは、APIが公開されておりますので、業務アプリkintoneとの相性も良いです。今までオンプレの会計システムを利用している場合は、両システムを連携させるために個別開発が必要になり、費用も開発期間もそれなりに掛かりました。また、日々変化する業務に、システムが柔軟に対応することが難しかったのが現状です。

そこで、クラウド上に業務アプリを作成できるkintoneとクラウド会計freeeを使って、社内業務を構築することをお勧めします。クラウド会計freeeは、IB(インターネットバンキング)との接続ができるので、入金明細を自動取込して、かつ、未決済取引(売掛金/売上高 等)を自動消込してくれます。販売管理をkintone側で行い、入金管理や請求管理をクラウド会計freeeで行うことで、社内業務が完結するのです。

ここでは、クラウド会計freeeでは、IB連携を利用していることを想定しています。
また、kintoneでは、販売管理アプリを構築し、取引先や受注から売上をデータ登録を行っていることを想定しています。

 

このWebページでは、クラウド上に構築した販売管理システムと会計システムとの機能分担を実際の業務ケースを例に整理してみました。

 

freee連携kintoneプラグインについては、こちらのページをご覧ください。

 

 

ケース1:ECサイトを利用して商品を販売する

商品の陳列やカート機能、クレジット支払機能までを実現するECサイトを利用し、商品を販売している場合の例です。

  • 10月1日に10,800円で商品をECサイトでクレジットカード支払いで販売した。
  • 10月20日にクレジットカード会社から支払通知書を受け取る。
  • 10月20日にクレジットカード会社から10,260円が入金された。

※クレジットカードの決済手数料を5%(非課税)とする。

 

気になるポイント(ケース1)

  • ECサイトで売上をクラウド会計に連携させる。
  • 商品の売上日はいつか。
  • 支払手数料の仕訳発生のタイミングはいつか。
  • 入金消込はどうやるのか。

 

kintone – クラウド会計freee の連携例(ケース1)

日付 kintone データ連携 クラウド会計freee 仕訳(借方) 仕訳(貸方)
10月1日 ECサイトの売上をCSVで取込み売上を確定  取引を連携  取引として登録(自動連携) 売掛金 10,800 売上高 10,000
仮受消費税等 800
10月20日  -  支払通知書をもとに振替伝票で登録 未収入金(クレ)10,260
支払手数料 540
売掛金 10,800
10月30日  - IB連携(入金)で自動消込 普通預金 10,260 未収入金(クレ) 10,260

 
 

ケース2:商品を掛けで販売し請求書を発行する

商品を納品した後に、月締めで請求書を発行する場合の例です。

  • 9月5日に10,800円で商品を納品した。
  • 10月1日に請求書(振込)を発行した。
  • 10月31日に振込み入金された。

 
気になるポイント(ケース2)

  • 販売管理システム側の顧客情報をクラウド会計側に自動登録したい。
  • 販売管理システム側で納品日をもとに売上計上したい。
  • 売掛をもとに請求書発行を行いたい。
  • 入金消込をIB(インターネットバンキング)連携で自動で行いたい。

 

 

kintone – クラウド会計freee の連携例(ケース2)

日付 kintone データ連携 クラウド会計freee 仕訳(借方) 仕訳(貸方)
9月1日 注文を受けて、顧客情報を登録  取引先を連携  取引先を新規登録(自動連携)
9月5日 納品日を確定  取引を連携  取引として登録(自動連携) 売掛金 10,800 売上高 10,000
仮受消費税等 800
10月1日  -  売掛金をもとに請求書を発行(郵送)
10月31日  - IB連携(入金)で自動消込 普通預金 10,260 売掛金 10,260

 
 

ケース3:1年間のサービスを前払いで提供する

入金をもって1年間のサービスを提供開始する場合の例です。

  • 8月10日に年間サービスを契約し、請求書を発行した。
  • 8月20日に振込み入金された。
  • 9月1日からサービスを提供開始した。

 

気になるポイント(ケース3)

  • 請求書発行後から入金までを売掛金で管理できない。
  • サービス(役務)提供前の入金待ち管理を販売管理システム側で行うか、クラウド会計側で行うのか。
  • 入金をもとにサービス提供を開始したい。
  • 各月の売上計上を簡単に行いたい。

 

kintone – クラウド会計freee の連携例(ケース3)

日付 kintone データ連携 クラウド会計freee 仕訳(借方) 仕訳(貸方)
8月10日 契約を受けて、顧客情報を登録  取引先を連携  取引先を新規登録(自動連携)
8月10日 12ヶ月分の請求書を登録  請求データを連携  請求書として登録(自動連携)し、かつ請求書をを発行(郵送)
8月20日  -  IB連携(入金)で取引先を自動引き当てし、前受収益として登録(手作業) 普通預金 129,600 前受収益 129,600
9月30日  サービスの提供を確認して売上確定  売上(振替伝票)を連携(CSV) 9月の売上を計上 前受収益 10,800 売上高 10,000
仮受消費税等 800
10月31日  サービスの提供を確認して売上確定
※以降同様
 売上(振替伝票)を連携(CSV) 10月の売上を計上 前受収益 10,800 売上高 10,000
仮受消費税等 800

 
 

ケース4:前払い利用券を発行しサービスを提供する

利用券は販売しサービスを提供する場合の例です。

  • 5月10日に利用券を現金販売した。
  • 6月20日に利用券利用によるサービスを提供した。

 

気になるポイント(ケース4)

  • 利用券利用時に売上計上する。
  • 未使用の利用券が何枚残っているのか把握したい。
  • 未使用の利用券の前受金の金額合計を把握したい。

 

kintone – クラウド会計freee の連携例(ケース4)

日付 kintone データ連携 クラウド会計freee 仕訳(借方) 仕訳(貸方)
5月10日 利用券を5枚販売し、顧客情報を登録  取引先を連携  取引先を新規登録(自動連携)
5月10日 同上  取引を連携  取引として登録(自動連携) 現金 10,800 前受金 10,800
6月20日  利用券を1枚利用を登録  売上(振替伝票)を連携(CSV)  利用券1枚の売上を計上 前受金 2,160 売上高 2,000
仮受消費税等 160
x月y日  利用券の残り枚数を確認  - レポート機能で前上金の残高を確認

 
 

ケース5:仕入れた商品の支払をする

商品を仕入れて、翌月末に支払する場合の例です。

  • 4月20日に商品を仕入し、仕入検収した。
  • 5月10日に取引先から請求書を受け取った。
  • 5月31日に取引先に振込みで支払した。

 

気になるポイント(ケース5)

  • 発注後の入荷待ちや仕入検収済みを確認したい。
  • 仕入担当が検収したタイミングで会計システムに買掛金を計上したい。
  • 経理担当者が取引先から請求書を受けたときに、発注番号で照合したい。

 

kintone – クラウド会計freee の連携例(ケース5)

日付 kintone データ連携 クラウド会計freee 仕訳(借方) 仕訳(貸方)
4月20日 商品が納品され、仕入検収を完了したので、発注伝票アプリに検収日を登録  支出を連携  支出として登録(自動連携) 仕入高 10,000
仮払消費税等 800
買掛金 10,800
5月10日  -  受け取った請求書の発注番号で検索し、金額等を確認
5月10日  -  買掛データをもとに振込みデータを作成し、IBに送信
※振込み日は5月31日
5月31日  - IB連携(出金)で自動消込 買掛金 10,800 普通預金 10,800